【だしとかえしをブレンドした時の味の印象まとめ】
- 大島智珠代
- 6 日前
- 読了時間: 2分

今回は下記を使用し、原則2点での比較テイスティングをまとめてみました。
【使用しただし素材】
日高1Kg 3300円 真昆布 1kg5500円
混合サバ:サバ、イワシ、カツオ、ムロ (中厚削り)120g 498円
混合宗田:宗田、さば、ムロ (薄削り) 100g648円
煮干し;片口イワシ白 110g 398円
まぐろ:血合いなし 75g 800円
かつお枯れ節:100g 787円
乾しいたけ:日本産原木乾しいたけ 100g700円
【だし抽出方法】
だしが3% 煮出し時間5分 昆布と片口イワシ煮干しは事前浸水1時間
乾しいたけは浸水5時間
【かえし】
(みりん:濃口醬油=1:1) みりんは煮切る
かえしとだしの合わせ配合 だし:かえし=4:1
比較しただし素材 | 感想 |
混合節サバ 混合宗田 | サバの方が柔らかく甘みがある感じ |
真昆布+かつお 真昆布+まぐろ | かつおはコク、マグロは清涼感あり。上品でまろやか |
真昆布+かつお 真昆布+煮干し | かつおは骨格がある、煮干しはうま味を強く感じる。 かつおの方が醬油感を消さない |
真昆布+混合サバ 真昆布+片口イワシ煮干し | 片口の方が醤油が際立ち、うま味を強く感じる |
かえし+真昆布 かえし+日高 | 日高の方が醬油感がでる |
日高+マグロ 日高+宗田混合 日高+サバ混合 | マグロは苦味がなく、磯感がたつ 日高+マグロと比較すると混合は後味に苦みが気になる。少量の乾しいたけだしを入れると苦みが消える。 どのブレンドも日高の磯感が勝つ。サバと宗田による差は昆布味がまさるため、差が分かりにくい。 |
真昆布+片口イワシ煮干し 日高+片口イワシ煮干し | 日高の方が磯感が強い。かえしを足した時に前味がしっかりでる。 |
真昆布+マグロ | 少し優しい、薄い感じ。 少量の乾しいたけだしを入れると香りが芳醇になる。 |
真昆布+混合サバ | 魚の香りが強い 少量の乾しいたけだしを入れると芳醇な香りで、魚感がマスキングされる。 |
昆布なし 混合+かえし | 魚の苦味を感じるが、真昆布を追加すると苦味が消える。 しいたけだしを少量足すと、香りと深みを持たせることができる。 |
上記条件で比較した場合の、だしソムリエ大島の個人印象をまとめたものです。 だしの温度常温に冷ました温度です。夏のだしを想定して比較テイスティングしています。
素材の質、だしの分量、削りの厚さ、煮出し方によっても味わいは様々です。 ビジネス視点のだし講座もオススメです!
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